ラブラドールのスタンダードについて
2001年8月発行の会報5号より
今回から数回に分けて、「ラブラドールレトリバーのスタンダード」について考えてみましょう。第一回の今回は、まず、そもそもスタンダードとは何か、何故そのようなものが存在するのかという事について、考えていきたいと思います。
第二次世界大戦以前にイギリスでジャッジとして、またブリーダーとして名を馳せたMr Richard Andertonは、ラブラドールレトリバーのスタンダードの青写真を作成するにあたりこう述べています。
「真実かどうかは別として、実際にあらゆる動物は、理想の構成をしていればわけなく仕事をこなすことができるという事には疑いの余地はないのです。」(from "The New Complete Labrador Retriever"written by Helen Warwick in USA)
ラブラドールレトリバーは、どうしてラブラドールレトリバーという犬種として認められているか、他の犬種とどこが違うのか、それは全てこの「スタンダード」があるお陰なのです。また、ブリーダーがブリーディングを考える際、各々に解釈の違いはあるにせよ、頭に描く青写真は全てこのスタンダードがもとになっているのです。なぜなら、スタンダードつまり犬種標準を無視してブリーディングを繰り返せば、他犬種との違いが薄れ、特に見た目においてラブラドールらしさが無くなってしまう事に繋がって行くからです。頭部だけに注目してみても、ショー系と言われるラブラドールレトリバーの「ロットワイラー顔」、フィールド系と言われるラブラドールレトリバーの「スニッピーなウィペット顔」などは典型的な例かもしれません。ショー系とフィールド系の議論は今回は扱いませんが、少なくともスタンダードの歴史を見る限りイギリスではショーが先、アメリカではフィールドが先という経緯があることをお伝えしておきます。
現在、世界には幾つかのラブラドールの「スタンダード」が存在します。ではいったい私達が「スタンダード」を思い描くとき、どのスタンダードを知ることから始めたらいいのでしょうか。数人のスペシャリストの意見に拠れば、
「世界中の国々で、イギリスのケネルクラブのスタンダードが使われています。そして、イギリスはラブラドールの発祥の地であると考えられています。FCI(注:JKCはFCIの加盟クラブです)と、その基準に従っている国々でもイギリスのスタンダードが使われているのです。」("Labrador Retriever Today" by Mrs Carole Coode of Waringhar Labradors in England)
「いろいろな国で使われているスタンダードを見てみると、完全にイギリスのスタンダードと同じか、可能な限りそれに近いものであることがわかります。」("The Versatile Labrador Retriever" by Nancy Martin of Ayr Labradors in USA)
さて、そのイギリスのスタンダードと言えば、過去に数回(1916年ラブラドールレトリバークラブによる初版・1950年ケネルクラブに改訂登録・1982年及び1986年改訂)手直しがされ、現在のスタンダードができ上がっています。
次号では、Mrs Heather Wiles-Fon監修の"Ultimate Labrador"の中でスタンダードについての記事を担当をしたCharway犬舎のMrs Janice Prichardの文章を参考にしながら、これまでの歴史を振り返りつつ、スタンダードの意義について考えてみたいと思います。
「この犬種の歴史を振り返れば、まず、(イギリスに)犬がやって来て、犬種の管理人が続き、そしてケネルクラブ、それからラブラドールレトリバークラブと続き、犬種の青写真として書かれたラブラドールレトリバーのスタンダードが作られたという順になります。・・・・」
このようにラブラドール専門の有名な著作からスタンダードについてひも解きながら、同時に欧米で犬種に長く携わり、自他ともにシリアスなブリーダーの方々にこんな質問をしてみました。
Black Sugar labradors(ベルギー)
France Peetroons
スタンダードは、ブリーダーがラブラドールレトリバーとして認識することのできる素晴らしいラブラドールを作り上げる際に、必要な手助けをしてくれます。これが無ければ、誰もが自分だけの理想のラブラドールを思い描いてブリーディングをしてしまうでしょう。三人いれば、それは三様になってしまうのです。
スタンダードは家を造るエンジニアにとって必要な手助けをしてくれますが、私達は心の中には自分のタイプを持ち、作り上げたいラブラドールを生みだすそうとすることが大切です(あくまでも、スタンダードという決まりの中で)
私は特にイギリスのスタンダードを好んでいます。理想的なサイズについて書かれていますが、最大サイズと最小サイズについては問題にしていません。これは正しい事だと思っています。ラブラドールレトリバーは、ブリーディングを考える時には、一部分に翻弄されずに全体を考慮しなくてはならないのです。私の国ではイギリスのスタンダードを使っているので非常に嬉しく思っています。
Allablloyd Labradors (AUS)
Margaret Lloyd
スタンダードを読めばどんなラブラドールレトリバーがパーフェクトな容貌であるのか思い描くことができるので、スタンダードはとても大切だと思います。もちろん、ジャッジによってその姿は多少違っています。私が思う素晴らしいラブラドールとは、一日の仕事を難なくこなしながら、ショーリンクでも素晴らしいラブラドールです。これら2つの犬には目立った違いは全くありません。
20年前、私達の国ではもっとサイズが大きかったのですが、それが股関節形成不全のリスクを引き起こすと考えられました。それで、もっとサイズの小さいラブラドールをブリーディングするようになり、外観を損ねたように思います。もちろん現在では、股関節、肘関節の疾患ともに、遺伝だけが原因ではなく、相応しくない食餌や子犬の頃の間違った育て方もそうした疾患を引き起こすことが判ってきました。けれども、素晴らしいブリーダー達は皆、股関節と肘関節のレントゲンを撮り、PRAのテストを受けています。
トップブリーダーとジャッジによって素晴らしいアドバイスを得られ、非常に興味深いもので、最近販売になったラブラドールレトリバーの本を読むことをお勧めします。その中には200枚の美しい写真も含まれています。この本は「The Ultimate Labrador Retriever」Heather Wiles- Fone著です。
John Weller (イギリス)
私はハンティングを中心にラブラドールと共に作業をしています。ですから、スタンダードへの関心はショーに携わっている人達よりは若干薄いかもしれません。そう、私は自分の犬達がこの犬種がそうあるべき姿のように見えるのが好きです。スタンダードは、ラブラドールは生来フィールドの仕事を一日こなす事ができるべき犬種である事実を心に留めていると信じています。私にとっては、人々が彼らの犬と仕事をするか否かは問題ではなく、その犬が仕事をこなす事ができる容姿をもっている事が大切で、クラフト展のような大きなドッグショーで活躍するような犬の容姿でなくてもいいのです。
Avalon Labradors (USA)
Jean Nelson
私はこの質問を真剣に考えてみました。スタンダードとは何でしょうか?!
私にとってスタンダードはブループリントであり、ガイドラインであって、これがあるからブリーディングをしようと思うのです。まず1番大切なのは、ラブラドールはスポーティングドッグ(編集注:アメリカではラブラドールはスポーティングドッグとして分類されている)として必要な機能を備えていなくてはならない事です。
フロントとリアが健全であるとはどういう事でしょうか?!よいフロントとは何でしょうか?!前脚は真っすぐでなくてはなりません、足は中にも外にも曲がっていないということです。動いた時、その前脚が十分に伸び、肘が外に出ずに動けなくてはならないのです。後ろ脚には相応しい角度があるべきです。これがあれば、思いのまま動くことができるし、鳥を運搬する仕事をきちんとこなすことができるのです。正しい構成の犬は正しく動きますから、一日中ハントをしたりレトリーブしたりすることが可能なのです。この犬種が素晴らしいのは、彼らがハントする為にブリーディングされている事と同じくらいハンティングをする人達にとって役立つコンパニオンであるという機能を備えている事です。
あなたが他の人に対して「噛みあわせ」について書いていたことに対する回答ですが、スタンダードでは、フルデンティションを求めていますが、そうでなくても失格ではありません。ジャッジとして私は、クオリティの高い事の方を選びます。欠歯がある犬と比べたとき、 歯が揃っていても、犬質の劣る犬を選んだりはしません。もちろん沢山欠歯がある事は非常に大きな問題ですし、その犬をブリーディングする前に十分考える必要があると思います。
Brownbank Cottage Labradors (ベルギー)
Mark Moorhem
スタンダードについての私の考え。まさに、タイムリーにスタンダードについて関心が強まっているところです。ブリードスタンダードはこのように言っています。「下あごと歯は強固であり、尚且つ完ぺきに整然としているシザーズバイトである。上の歯は下の歯にぴったりと被さり、下あごに対して直角である。」
これはどういう意味なのでしょう?!あるジャッジ(大抵はオールブリードジャッジ/編集注:全犬種のドッグショーで審査をするジャッジ。ラブラドールを飼育したことがあるとは限らない)はラブラドールレトリバーには欠歯があってはならないと解釈します。また別のジャッジ(大抵はブリーダージャッジ/編集注:ラブラドールを専門に勉強し、自らブリーディングをしているジャッジ)は、これはただシザーズバイトを要求しているだけだと言います。
さて、誰が間違っているのでしょう。私達はこの文章を二通りに解釈することが可能なのです。完璧なシザーズバイトが望まれているのか、はたまた欠歯のない完璧な歯が求められているのか。
私はこれまで、このスタンダードを『完璧なシザーズバイトが求められている』と解釈してきました。(私が話をする多くのブリーダー達もそうです)けれども問題なのは、オールブリードショーでは、一本だけでも欠歯があった場合、もはやその犬を審査しないジャッジが徐々に増えているという事です。
私はかつて、欠歯が4本あるブラックのチャンピオン犬とショーに出ていた際に、7回もリング上で見捨てられてしまった事がありました。彼が受けた評価は、私がこれまで受けた中でも最低のものでした。このことは、この犬種の典型的な例なのです。
大切なのは『欠歯のある犬のブリーディングが、結果として、数年前にイングリッシュセターが陥った事態(ある一点の欠点に誰もが集中したために犬質が低下し、改善に数年を要した)にならないよう望みます。皆が協力しあって、歯の数だけに拘らないブリーディングを互いに続けて行くこと』だと思っています。
Killil Labradors (デンマーク)
Anne-Mette
ブリードスタンダードの重要性についての質問はとっても興味深いです。私はほとんど(全て?!)のFCI加盟国はイギリスのスタンダードを使用していると思います。アメリカのケネルクラブはイギリスのスタンダードからある部分を変更しましたね。
私の印象では、犬に関してなら世界はとっても身近になりつつあり、ヨーロッパではブリーディングの際に他国から犬を輸入をしたり、ヨーロッパ内のスタッド犬を使うばかりでなく、世界のその他の国からという選択肢も段々あり得るようになってきました。
私が他の国の犬を使う場合は、それが世界のどんな国であれ犬が審査される時のブリードスタンダードが同じである事が大切だと思っています。
私自身は、多くの国の血液が混ざった4歳になろうという牝犬(キティ)を所有しています。彼女の母犬はスウェーデンで生まれ、ドイツで暮らしました。父犬はアメリカの犬(その父はイギリスの犬)で、しばらくの間オランダに滞在している時にキティの母犬と交配をしました。キティは、これまでに一度子犬を産んでいて、父犬となったのは、イギリスで生まれて現在ドイツにいる犬です。
デンマークでは、輸入犬の多くはスウェーデン、イギリス、フィンランド、さらにはオランダからやって来て、ドイツにはデンマーク生まれ、あるいは父犬がデンマークの犬である犬がたくさんいるのです。
ブリードスタンダードについてですが、その全てがとても重要だと思います。ラブラドールは、ラブラドールらしく見え、仕事をしなくてはならず、それ以外はありえないのです。その他の事を一つだけ挙げるとしたら、性格がとても重要であるという事を挙げるでしょう。ラブラドールの本当に素晴らしい性格は、さらにラブラドールを素敵にするのです。
そしてもちろん、ラブラドールの健康もまた非常に重要です。FCI加盟国のほとんどの国(ヨーロッパ?!)では股関節と肘関節の数値をHD(股関節/A-E)、AA(肘関節/0-3)という同じ標準で表しています。ですから他の国の犬でも股関節と肘関節の状態を比較することが可能なのです。
さらに、スウェーデン、フィンランドそしてデンマークのように、他の国でもPRA(進行性網膜萎縮症)の犬についてインターネットに情報を載せたらいいのにと思います。そうすれば、何も知らずにPRA発症犬の近親同士のブリーディングをするような事は避けられると思うのです。
歯についてですが、私はこれが本当に遺伝的な問題なのか知りたいと思います。
私は欠歯のない牝犬(両親犬ともに欠歯がありません)を一本欠歯がある犬(上顎の小臼歯)と交配しました。すると欠歯のない子犬達と2本も欠歯がある子犬達が生まれたのです。そのスタッド犬は、さらに欠歯のない他の牝犬と交配をした際には、欠歯のない子犬達の中に1頭だけ4本も欠歯がある犬が生まれたのです。それは遺伝的な問題なのでしょうか?!
個人的には欠歯のない犬が好みですが、2本欠歯があってもブリーディングを考えた場合にその他の側面が非常に素晴らしい犬であれば気にしないでしょう。しかし次のブリーディングでは、私は欠歯を生み出さない交配の為に別の犬を探す事になるかもしれませんが。
けれども欠歯の数が多すぎる(例えば5本とか6本)ラブラドールが本当にたくさんいる点については認めざるを得ません。例えば2〜3本あるいはそれ以上欠歯がある犬を同様あるいはそれ以上に欠歯のある犬と交配したら、欠歯のない犬を生み出すことは非常に難しくなっていくと思います。
Beulahland Labradors (USA)
Stacy Killian
ブリーダーとして、その他のスタンダードとAKCスタンダードを比較すると、その他のスタンダードの方がブリーダーやジャッジにとって解釈の幅があると思います。私の考えでは、イギリスのスタンダードが今でもなお一番素晴らしく、ラブラドールレトリバーは、このようにブリーディングされるべきだと思っています。
私の国、アメリカでは1994年にスタンダードが改正になりました(編集者注:その後多くのブリーダーの反対により再度改正されています)。数ヶ所の変更ヶ所に於いては、とてもあいまいだった表現がより明確になったのはよかったのですが、その他の部分では、短くポイントを押さえていた表現がやたら長くなり、同じような言い回しが増えてしまったようで、以前のままの方がよかったと思います。かつて原産国のスタンダードでは"Desired"(望ましい)とされていた部分が、今回は失格とされています。さらに私は別の多くの部分で正しくないと感じているのです。とりわけ、ある一定の高さ以外は失格であるという記述などがそうです。スタンダードを変える事で、私達はこの犬種の外観や総括的なタイプについても徹底的に変えてしまう可能性があると予測しています。もちろん、そんなことになって欲しくないと思っていますが・・・。
個人的には、AKCのスタンダードはこれまでのものを使い続けるべきだったと思います。私一人がこんな風に感じているのではなく、多くの人達が私と同じように感じ、反対活動をしています。最後に、実際に犬種を伝えて行くという事は、誰もがバラエティに富むライン、タイプなどを見て、自分だけの好みのタイプを選び抜き、それを発展あるいは継承していくことなのだと思っています。
彼女のような反対者が非常に多かったために、アメリカのブリードスタンダードは再度改正されました。
Shadow Hill Labradors (USA)
Victoria
私達にはもちろんブリードスタンダードが必要です。私達のショーストックの殆どは、もちろん数頭の例外はありますが、主にショーリングで勝つためにブリーディングされています。勝っている犬達のタイプは、長めのコート、短かい脚、歩様が重たいのが特徴です。行き過ぎた重たいヘッド、そうしたヘッドの犬は大きな丸い目をしています。もちろん、これらの犬達はスペシャリティショーだけに出陳されています。なぜなら、彼らは、犬種に本来求められている機能を表現することができる犬を挙げるよう教育されている、尊敬すべきオールブリードジャッジの元では一瞥さえもされないからです。
一方で、たった一つの目的、グレイハウンドよりも速く走って鳥をレトリーブし、道順を覚える記憶力を備えるという目的の為にブリーディングされている行き過ぎたフィールドタイプもいます。私達の国の典型的なフィールドタイプのラブは、骨が細く、シングルコート(編集注:ラブのスタンダードではダブルコートが求められている)、頭部は幅が狭く、この犬種に求められているような『肩の力を抜いた』性格をしていません。
そうです。私達の犬種では、ほぼ完全に二極分化が起きているのです。どちらのサイドにも歩み寄る気持ちはありません。好きなものは好きなのですから。個人的には、むしろ中間があればいいと思います。愛嬌たっぷりの家庭犬で、子供たちの側に座り、ショーリングでも勝利し、ハンティングに行けば鳥を銜えて戻ってくるのが理想です。このようなタイプの犬は、最終的に犬収容施設(編集注:日本ならば保健所)に行く可能性が、責任をきちんと取らないバックヤードブリーダーの元で毎年生まれるものすごい数の犬よりもずっと少ないのです。
私達は以前と比べたらもっと遺伝的な問題に直面しています。私は、牝犬が小さめの子犬を産んでしまうという問題に悩まされました。私達はどんどんスタンダードから離れていってしまい、結果としてブリーダージャッジの元でのショーやスペシャリティショーにしか出せなくなってしまいました。この国には、犬質は素晴らしいけれど健全さにおいては疑問を感じずにはいられない犬達がいます。あらゆるラブラドールレトリバークラブは知らんぷりを決め込む規約を持っているのです。
その規約は、もはや家庭犬として素晴らしく健全な犬をブリーディングすることではなく、《私たちの》スタンダードに見合わないからという理由で、勝つ犬のグレードを下げることについて書かれているのです。私はこの国の多くの場所で、相応しいスポーツマンシップが発揮されているとは思いません。私たちの犬種が50年後にどうなってしまうのかわかりません。はっきり申し上げて、その姿を見なくてすむなら嬉しいと思います。
何よりもまず、ラブラドールレトリバーがガンドッグとして、本当のラブラドールレトリバーである為には、チャンピオンタイトルを取得する前に簡単なワーキングテストに合格すべきであると思っています。
これが私の意見です。
Mallorn's Labradors (フィンランド)
Anu Honkapirutti
私にとってスタンダードとは、ブリーディングをする時に最も大切にしたい教えです。スタンダードを注意深く読み取り、十分に学ぶ事はとても重要なのです。スタンダードというものは、最初に読んで理解したつもりでも、もっと奥が深いものなのです。
スタンダードは、多くのことを教えてくれます。ラブラドールの外観はどうあるべきかという事だけでなく、性格(temperament)についてもどうあるべきかを教えてくれます。もちろん、スタンダードはかなり昔に書かれたものであることは理解する必要がありますし、現在のブリーダーからすれば、もっと書き加えた方がいいと思うかもしれません。しかし、私はイギリスのオリジナルなスタンダードに従うべきだと思います。アメリカでなされたような改正は非常に残念で危険なものだと考えます。犬種が余りにも極端なタイプに変わる事は、犬の世界では恐るべき事なのです。それを避けるたった一つの方法は、原産国のスタンダードに完全に従う事しかありません。それぞれの国で異なるスタンダードが使用されたら、犬種を協力して作り上げていくことが難しくなってしまうではありませんか。私達は遺伝子のプールを拡大する為にも、こうした協力が絶対に必要なのです。
「スタンダードを読むこと。スタンダードを理解すること。そしてスタンダードに従うこと」
これが私の意見です。
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